2009年05月30日

響く拳

映画とか昔のコミックなどで、城門を叩き壊すシーンってあるじゃないですか。

あれ、必ずといっていいぐらい大勢で大きな丸太をぶつけて壊しますよね?

その理由として、まず思いつくのが重さ。

威力は当然上がります。

だから重量級の選手の攻撃は強い。当たり前の話ですが。

でも、それだと武術をたしなむものとしては、ちょっと面白くない(笑)

そこで、発勁!気!合気!・・・とか、もろもろの出番になるのですが
今回はちょっとお手軽?に打撃の威力を高めるコツってか、秘伝のひとつを紹介しましょう。

重いとなぜ有利なのか?

物理学や力学などで説明する本も多いので、そういったことは省略しますが
武術的な考えで肝心なのは

反作用をこらえられる・・・これ、実は正確な表現ではありませんが、ニュアンスとしてはこうなんですね。

で、今回ちょろっと暴露するのが、この反作用をこらえる拳の出し方です。

まず、普通に突きなりストレートを出してみてください。

すると、上腕の二本の骨、とう骨と尺骨が並列になってしまう。

これを空手の中段突きのように拳背を下に向けてから、そのまま前に出してみてください。このとき、拳はひねらなくていいです。

腕を伸ばしきったら、そこからおもむろに拳を内側にねじっていきます。
肘の向きが変わらないようにすることが大事です。(下を向いたまま)

拳をねじり終わったとき、とう骨と尺骨は並列でなく、クロスした状態になっているかと思います。

これが、内面にまで響く突きの、「腕の作り方」です。
骨が並列のままだと、伝えた力が逃げてしまう。
それを防ぐのが、この打ち方ですね。



伝統空手の巻き藁突きがいかに合理的な鍛錬法か、感心したものです。


ですが、こんなややこしいことしなくても、縦拳であれば、これに近い効果が得られます。


肩とか胸、歩法も書けばキリがないですが、これひとつ心がけるだけで
突きの威力は上がります
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2009年05月17日

横への移動と、その効果的練習法。

今回のテーマは横への移動と
その効果的鍛錬方法です。


中国武術の劈掛拳に「鶏子穿林」という技法があるのですが
これがまた巧妙なフットワークと身体操作なんですね。

竹林の中を障害物に当たらず
餌を食べていくニワトリの動きを
参考にしたらしいのですが


文章でどこまで伝えられるのかわかりませんが
できるだけ具体的に書いてみます。


まず、左足を前の半馬歩の姿勢から
半馬歩というのは、後ろ足に6、前足に4の体重配分の馬歩のことです。


急激に体をひねり、180度転身をします。

ひねる前に少しだけ左に身体をねじってから(予備動作として)
思い切り右に転身するのです。


この際、捻腰切胯(ニンヤオチエクワ)という
つまり、腰を捻って、胯を切るということなのですが、

胯とは、股関節・・・あのたけしの「コマネチ!」とやる箇所ですね。

ここが非常に大切なんです。

この部分を切るように身体を曲げていくと、非常に速く動けるのです。



劈掛拳などは、含胸収腹(ハンシオンショウフー)を併用させて、
速さを増すとともに、一気にパワーを蓄える動きとします。


そして、転身したらすかさず左足を一歩進める。


と同時に、右足を左足の後ろ側を通し
今度は右方向へ転身します。


この動きを連続して行なうと
相手は幻惑されます。


どう動いているのか、ぱっと見わからないのです。


この鶏子穿林を2メートル四方のスペースで
練習します。


これが難しい。



余談ですが、私は中国に滞在中
バスケットのゴールの柱を竹林に見立て
練習させられました。


なお、柳生新陰流にも
たたみ2畳分のスペースで動き回るという練習方法があります。


前回書いた膝の抜きを使った前後の動きと鶏子穿林を
織り交ぜてあなたなりの歩法をみがくのも
面白いと思いますよ。



posted by 快傑ビシット! at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月26日

歩法を極める

では、前後の動きです。


一歩目を踏み出すときに


1 できるだけ上体を曲げないように、まっすぐなまま倒れこむのが望ましい。

2 「脚の付け根をみぞおち」とイメージして踏み込む。
  すると、自然と歩幅が広がります。


と、前回のメールで書きました。


今日はさらなる発展、応用へと進みます。


まず、頭に叩き込んでほしいのですが


一歩目よりも二歩目のほうが大事だと。


これは、考えてみたら当たり前の話しなのですが

いくら踏み込みが鋭くても、
スピードがあっても

それで突きやパンチが当たるわけがないのです。


「拳児」の箭疾歩じゃ、あるまいし。


ですから、2歩目をすぐ出せる体勢にしなければなりません。


つまり、実際には一歩目の歩幅は狭い方がいいのです。


★ あと、一歩踏み込む際、頭の高さが上下しないように。


これにより、相手に錯覚を起こさせ
近づいてきた!という反応を微妙に遅らせることができるわけです。


そして、踏み込んで後ろ足を前足に寄せる・・・まさにその瞬間。


★ 後ろ足の膝を抜くのです。


多くの人が勘違いしているのですが、
後ろ足の膝の抜きこそがポイントなんですね。


2歩目の推進力を自然な形で得ることができますし
これはまた3歩目、4歩目も同様に行なえます。



さて。



なんか、いいことずくめのような気がしますが
敵が横にかわしたらどうするのか?



これについては、いい練習方法がありますので
次回のテーマにいたします。


では。

posted by 快傑ビシット! at 22:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月22日

歩法をみがく

日本人は基本的に前後の動きが苦手だと前回書きましたが


では、前後の動きに磨きをかけていきましょう。


★ 中国の八極拳や心意六合拳などが用いる歩法から

熊歩と呼ばれる歩法があります。

最近?古柔術なども取り入れているのですが



簡単に言うと、直立した姿勢から前方に倒れこみ
こらえられないと思った瞬間に、自然に出る一歩。


このとき、右でも左でもかまわないのですが
踏み出した足に地面からの抵抗を感じてください。


それだけのパワーが使われているということを自覚してみてください。


次に、もう少し踏み込みを大きくしてみましょう。


足腰の鍛錬ができていない人はかなりきついはずです。


下手をすると、足の筋を痛めてしまう危険性もありますから
準備運動を怠らないようにしてくださいね。


八極拳などではここから前足をひねりこんで
馬歩の体勢になるのですが
それは、今回のテーマとは異なりますので省きます。


注意点を挙げると

1 できるだけ上体を曲げないように、まっすぐなまま倒れこむのが望ましい。

2 「脚の付け根をみぞおち」とイメージして踏み込む。
  すると、自然と歩幅が広がります。



とりあえず、これだけで

遠い敵との間合いを一気につめるには役に立つでしょう。



ただ、2歩目からはどうするのか?
かわされたら、追撃ができません。



近代格闘技においては、見逃せないテーマです。



このへんをおざなりにした教えが多いようなので
次回は今日の発展形を披露することにしましょう。


これにより、前後の動きが見違えるようになりますからね。


posted by 快傑ビシット! at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月13日

前後の動きに磨きをかける

武術における身体作りですが
身体を作るにはやはり動いて作るのがベストです。


立禅のような内功は時間もかかるため
身体を動かしながら武術に適した身体を練っていきましょう。


体とはその人のスポーツ動作によって、
それに向いた発達をするものです。



NBAの一流選手を見ていると、
お尻や太もも裏、背中、お腹の筋肉が鍛えられるような動作を行っております。


この動作の違いのひとつは、前傾ポジションが上げられます。


これは四足の動物に近いポジションです。(以後、四足感覚)


四足の常識は前肢の上に頭があることです。
この感覚があるにちがいない。


対して日本人は後肢の上に頭があるポジションを取っている選手が大半です
・・・ほぼ全員と言ってよいくらい。(以後、二足感覚)


四足動物はサイドステップができません。
ゆえに、四足感覚の黒人選手・・・実はサイドステップが苦手です。


意外なことにNBAプレーヤー
サイドステップの練習をほとんど行なわないといいます。


二足感覚が主流の日本人は
前後への移動が不得意なために、サイドステップがわりあいとっつきやすい。


日本のバスケットの常識ではサイドステップが基本と教え込まれます。


この違いからもいえますが、
二足感覚の選手はふくらはぎや膝の筋肉をよく使う傾向がある。


そして捻挫の発生率が高いといえます。


四足感覚では、
ふくらはぎや膝の筋肉はそれほど使わずに、
股関節や肩甲骨周囲筋、
それに挟まれた体幹の筋肉がよく使われ発達しているようです。


捻挫もないということではないですが、かなり少ないです。


黒人選手はキックや空手でも飛び込んでくるスピードが速い。


それは前後の動きに顕著なんですね。


で。


どうでしょう?


前後の動きに磨きをかけてみたくありませんか?


これは、簡単なんです。


多くの人が勘違いしているであろう、その身体操作。


それを次回に解き明かしていきます。


posted by 快傑ビシット! at 17:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

たまには力を抜いて

ここのところ、理論的なことばかり書いてきたので、息抜きの意味合いを込めて息子のことを書かせてもらいます。

2,3年前まで息子をサッカークラブに通わせていた。

私はサッカーの経験はないので、休みの時に付き合ってパスやリフティングの練習を見守る係り。

息子は何度も何度もトライした。

私と違って不器用なので、何度も練習しないとまったくサマにならない。

ヘディングも怖いらしく、どうしても目を閉じてしまう。

でも、親を喜ばせたいのか?息子はがんばって通い続けた。

時は経ち、下級生の子も続々と参入してきた。

中には1年生なのに上手な子もいた。

すでに2年上の息子よりもうまい。

何度もやってるうちに息子は泣き出してしまった。

できない自分は駄目なんだって。

悲しくなってしまった。

それをみて、私は言った。

すぐにできなくてもいいから。

できることとできないことがあるから。

少しづつやればいい。

大丈夫だから。ゆっくりやっていいから。



息子は少しづつできるようになった。

本当に少しづつ。嬉しかった。

でも、一方で、私は疑問だった。

本当にこの子はこれができるようにならなくてはいけないのだろうか。


しかし、一方であのときの息子が
あのときのままで、生きる方法はないか、と思う。

なかなか、見つからない。

そのまんまで生きる方法。


武術や格闘技も同じ。


強くならなくてはいけないのか?

弱いままでも強く生きる方法はないのか?


私は強くなろうと懸命にもがいた。

が、息子にそれを押し付けたくはない。


posted by 快傑ビシット! at 14:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月07日

腰背筋の力を用いるために。

前回までに合気上げに入る瞬間までを解説してみましたが
今回は首にまでガツンと衝撃を与えるちょっとしたコツを
書いていきます。


以前、紹介した合気上げの一人練習法覚えていますか?


正座した状態で前に机を置き
合気上げの手法で机を持ち上げてみる。


この際に床に設置した脚全体に抵抗を感じてみる。


そうしたら、ちょっとだけ立ち上がろうとしてみる・・・。


すると、なぜか容易に机が持ち上がるのです。


これは、抽象的な表現を使えば


「大地の力を借りる」


というヤツですね。


これは、
相手に手首を掴まれた瞬間、中国武術でいうところの

「寫力(しゃりき)」

つまり力を捨ててしまうために
手首を通して脚に力を抜けさせる。
相手の力が抜けてしまう。


しかし、地面が反発する。
足裏に力を感じる。


それを返してやる・・・。


文で書くと長ったらしいですが
これら一連の動作は瞬間です。


これは立った状態からでも同じです。


ただ、脚の親指に気持ちを置きます。


そして、指先を相手の首に向けて動かし、
同時に目線も相手の首筋へ向けます。


指先で力の方向を決め、
目で身体全体を動かすわけです。


厳密に言えば、腰背筋が要なのですが
そこを意識して練るよりも


自然体から目と指で導いていく意識を持った方が
腰背筋の力をスムーズに伝えることができると思います。


むしろ腰背筋のことなど考えない方がいいぐらいです。


変に、肩の回し方や胸の使い方から入ると
それはテクニック的発想に陥りやすいですから。


それよりも、武術の身体を練り上げる方が
肝心なことですね。


では、武術の身体を練り上げるにはどうしたらいいのか?


次回のテーマはこれです。

posted by 快傑ビシット! at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

指の伸張

さて、いきなりですが
補足があります。


合気上げを行なうためにはまず手首をつかませなければならない。


そもそも、敵対する相手が手首を不用意に掴みに来るだろうか?


これは、刀を抜かせないためだ。


・・・という見解が割りと知られているところなのですが


日本においては
古代相撲の時代からまず相手の手を握ってから始める
という慣わしがあるので、その影響ではないか?


また手乞いという相撲の別名がありますが
これもまた相手の手を掴むという意味。


といった、説もあるので
参考までにお知らせして手がおきます。



では、前回の続きです。


まず最初は、手首にだけ意識を集中してくださいと書きました。


身体のほかの部位は意識せずともよい、とも書きました。


これはどういうことか?といいますと
相手に掴まれた瞬間を逃さないためです。


合気道でも古柔術でも少林寺拳法でも共通するのが


掴まれたら指を伸ばせ(張れ)


厳密には各流派、微妙に手を開いた形が違うのですが
手を開くことによって、相手の手の内と密着させることを目的としています。


密着させたら、少しだけ内にひねる←ここ、大きなポイント


これが成功すれば、相手の力を無効化できます。


不思議と力が入らないそんな状態に
相手を誘導できるのです。


このとき大事なことは
指を伸張させてからひねる!ということ。


伸張させながらでは、効きません。


ここまでをできるだけ早く。


というか・・・ワンセットで。


しかも自然に。


くわえて、小指側の腕の外側にも意識を向けてみるといいです。


外に張り出す力・・・勁の要素がみられます。
注意点としては円相と呼ばれる力みのない手首、ひじ、肩による
腕の形を保つこと。



さて、密着させひねったら
相手の力の方向がどちらに向かっているか?を感じ取ってください。


だいたい斜め下にむいているのですが
このとき、その方向にすっと手首を動かすと
容易に外れます。(手ほどきの一種)


ですが、合気上げの場合ですとわざと外しかけの状態を作り
相手をさらに不安定にさせていきます。


もうここまでくれば
合気上げをやらずとも
自由自在に相手を制御できるのですが



今回は合気上げについてですから
相手を持ち上げていきます。


それも、がくんと首に衝撃が走るようなきかせ方を伴った合気上げ。



それではまた次回に。

posted by 快傑ビシット! at 09:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

合気上げまでの戦略

前回では「そもそも敵は手首をつかみにこない」
という前提で話を進めましたが


もう少し、進歩的に考えてみましょう。


手首をつかみにこないなら、
★手首をつかみたくさせてあげればいいのです(笑)


これには幾通りもやり方があります。


ただし、武術の本質とはかけ離れてしまうので
あまり追求するのもどうかと思うのですが
とりあえず、すぐに使えそうなテクニックを紹介します。




まず最初に、相手が動きたくなるような距離を知り、
意図的に作り出していくことが大事です。



動き出したくならなければ
それこそ手首をつかもうとすらしないのですから。



では動き出したくなるのはどんなときか?


1 自分の攻撃間合いに入ったとき。

2 相手の隙を見つけたとき。


つまり、ギリギリの間合いから
すっと前へ手を差し出してあげる。


すると、本能でつかみたくなる。


ただ、殺気を込めて立ち向かったときのみ、通用します。


競技としての格闘技の場合ですと
(たとえばレスリング柔道
完全に脳内モードが異なりますから
反射で払われてしまうことになる。


で、合気上げは使えない!となるわけです。


これは当たり前の話なのですが。


殺気を放つというのは、なにも武道を極めたりしなくても
できることです。


殺気といっても、何も人を殺す意思のことだけを示すものではないのです。


「俺は逃げない」
「立ち向かうぞ」
「絶対に負けない」


こんな強い意志が殺気として相手に伝わればいいのです。


頭のかたい人はほんとの修羅場をくぐらなければ
殺気なんて出るもんじゃない!とか
いいますが


浮気がばれたときの女の殺気なんか、ほんとすごいですよ。
あれほど怖い「気」ってあまりない(笑)


と、話がずれました。


要するに瞬間的に強い意志
(ここでは殺気)を増幅することはできる!わけです。



次にシンクロ(同調)を用います。


よく、廊下などで正面から鉢合わせになり
右へよけたら、相手も右へ。
左へよけたら相手も左に・・・で、つい笑ってしまうなんて
経験ありますよね。


あれを応用し、
自分から相手の手首をつかみにいく。
もちろん殺気を込めて。


つかんだなら、そのまま合気上げをかけてしまえばいい。
注 合気上げはつかまれて仕掛けるだけではありませんよ。


↑ これが本来の理想ではありますが
自分がつかみに行くと、
なぜか、相手もつかみに来たがる。


そこにすっと手首を差し出してあげる。
すると、相手は素直につかみにくる。


これはもう本能ですね。



で、仕掛ける。


このとき、全神経を手首に集中します。


丹田だの、全身の協調だの、重心の位置だの、まったく意識しないでください。


★手首にだけ。


これがすべてといえるぐらい、大事な秘訣です。


では、次回に続きます。

posted by 快傑ビシット! at 23:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手首が大事。

前回では「そもそも敵は手首をつかみにこない」
という前提で話を進めましたが


もう少し、進歩的に考えてみましょう。


手首をつかみにこないなら、
★手首をつかみたくさせてあげればいいのです(笑)


これには幾通りもやり方があります。


ただし、武術の本質とはかけ離れてしまうので
あまり追求するのもどうかと思うのですが
とりあえず、すぐに使えそうなテクニックを紹介します。




まず最初に、相手が動きたくなるような距離を知り、
意図的に作り出していくことが大事です。



動き出したくならなければ
それこそ手首をつかもうとすらしないのですから。



では動き出したくなるのはどんなときか?


1 自分の攻撃間合いに入ったとき。

2 相手の隙を見つけたとき。


つまり、ギリギリの間合いから
すっと前へ手を差し出してあげる。


すると、本能でつかみたくなる。


ただ、殺気を込めて立ち向かったときのみ、通用します。


競技としての格闘技の場合ですと
(たとえばレスリング柔道
完全に脳内モードが異なりますから
反射で払われてしまうことになる。


で、合気上げは使えない!となるわけです。


これは当たり前の話なのですが。


殺気を放つというのは、なにも武道を極めたりしなくても
できることです。


殺気といっても、何も人を殺す意思のことだけを示すものではないのです。


「俺は逃げない」
「立ち向かうぞ」
「絶対に負けない」


こんな強い意志が殺気として相手に伝わればいいのです。


頭のかたい人はほんとの修羅場をくぐらなければ
殺気なんて出るもんじゃない!とか
いいますが


浮気がばれたときの女の殺気なんか、ほんとすごいですよ。
あれほど怖い「気」ってあまりない(笑)


と、話がずれました。


要するに瞬間的に強い意志
(ここでは殺気)を増幅することはできる!わけです。



次にシンクロ(同調)を用います。


よく、廊下などで正面から鉢合わせになり
右へよけたら、相手も右へ。
左へよけたら相手も左に・・・で、つい笑ってしまうなんて
経験ありますよね。


あれを応用し、
自分から相手の手首をつかみにいく。
もちろん殺気を込めて。


つかんだなら、そのまま合気上げをかけてしまえばいい。
注 合気上げはつかまれて仕掛けるだけではありませんよ。


↑ これが本来の理想ではありますが
自分がつかみに行くと、
なぜか、相手もつかみに来たがる。


そこにすっと手首を差し出してあげる。
すると、相手は素直につかみにくる。


これはもう本能ですね。



で、仕掛ける。


このとき、全神経を手首に集中します。


丹田だの、全身の協調だの、重心の位置だの、まったく意識しないでください。


★手首にだけ。


これがすべてといえるぐらい、大事な秘訣です。


では、次回に続きます。

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